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憲法改正???ダーウィンの進化論と社会進化

うーん、週2のペースで書こうと思ってもなかなか続かない毎日、、、

 

さて、本日は香港でついにあの法案が通ってしまいましたが、、、

それは明日に書くとしまして

 

今日は、先週自民党がやらかした4コマ漫画についてコメントしたいと思います

 

もう、ネットではそれなりに批判記事が出ていましたが、

個人的には「ん?こんなもんか?」って量で

いつも噛みつく立憲のR氏も甘噛み程度のコメントでしたね

 

www.asahi.com

 

まぁ、肯定的な目で見れば

「わかりやすくしたかったんだろうなー」

くらいですが、

正直、「馬鹿じゃねーの」と個人的には全否定です

 

中学生の時かな?新書版サイズの

ダーウィンの進化論は間違っている」

みたいなタイトルの本を買って読み

その時は内容にすごい感動した記憶があります

後々、その本の内容は拡大解釈しとるやんけーと気づきましたが

その本の内容は

「突然変異と自然淘汰では今の進化は説明がつかない」

「突然変異は基本的に有害変異であり、都合の良い変異はほとんど起こらない」

「オーストラリアに有袋類が数多く生息するのは突然変異では説明できない」

「進化は突然変異ではなく、環境によって緩やかに起きるものである」

みたいな内容だったと思います

 

その時は「ふむふむ、なるほど!」と思ったわけですが、

ダーウィン自身は突然変異がどうこう言ってませんし

そもそも進化=より優良種に変化

とも言っていません

 

遺伝子学もなかった時代に、

「生物が何かのきっかけに変化し、環境に偶然あった種が生き残った」

みたいなことを言ってるだけです

 

進化自体に優劣をつけていませんし、

そもそも進化という言葉も最初は使っていなかったようです

 

 

若い読者のための『種の起源』

若い読者のための『種の起源』

 

 

 

これを現世界に置き換えると

核武装する国、核を放棄する国、

同盟国を増やす国、侵略を狙う国、戦争そのものを放棄する国、

様々な国防の在り方があって

どれが正しい・間違っているかは今ではわからず

時が経てば正しかった国だけが残る

 

それがダーウィンの進化論が言わんとすることです

 

なんで、

進化=より優良

にという勘違いが生まれたかというと

ダーウィン種の起源をベースに様々な進化論が「進化」したからです

今ではダーウィンの進化論をベースとしたさまざまな進化論がありますので

興味があれば調べてください

 

そして、この生物学の進化論を社会学に取り入れて

作られたものがスペンサー主義と言われる主張です

そして、このスペンサー主義がやばい思想なのです

 

ダーウィンの進化論を

変化したものが生き残る→生き残るものが進化した者

進化した者→より優秀な者

と曲解して

挙句の果てに「より優秀な者が遅れた者を導く」

みたいな感じになって

植民地主義の正当化や帝国主義の隆盛

人種差別の助長を促していったわけです

 

社会×ダーウィンの進化論=ヤベー思想

 

という過去があるにもかかわらず

 

改憲ダーウィンの進化論を

たとえ話に起用する

 

「馬鹿じゃねーの」

「これで改憲反対の口実与えたもんじゃん」

と思ったんですが、、、

 

立憲や共産党が発狂していないことを見ると

 

散々、戦争法案!やら独裁政権!と叫んでる政治家も

実はあんまり歴史知らんのじゃね?

 

と肩透かしを食らった感じですね

 

個人的には改憲には賛成なので

改憲の必要性を広めたいのなら

正々堂々と今の社会情勢を説いてほしいと思いますけどね

 

インドや香港を例にした方が分かりやすいと思いますし、、、